この記事は HowTelevision Advent Calendar 2023 25日目の記事です。 昨日はリファラルで入社してくれた広瀬さん (id:yhrs1224) の「AWS 学びの場とセキュリティ的なこと」でした!
はじめに
こんにちは!ハウテレビジョンでプロダクト本部のHRBPをしてます山中 (id:how-yamanaka) です。
前職はメガベンチャーでコンサルティングセールスを経験した後、ライブ配信事業の部付け人事に異動し、そこからずっと人事をしてます。
ハウテレビジョンに入社して早いもので3年が経過しましたが、私が入社したころはまだ人事部という組織が一切なく、人事部立ち上げるタイミングからでした。そこから・・・ようやく部付け人事というものができましたが、正直まだまだ発展途上にあります。
そこでこれまでを振り返りながらこれから目指していきたいことなどを書きたいと思います。
HRBPとは?
私も人事になってからはじめて知ったのですが、
HRBP の説明についてはエムスリー株式会社の山崎さんが書かれたこちらの記事が分かりやすかったので勝手に引用させていただきます。 www.m3tech.blog
HRBPとはHuman Resource Business Partnerの略称で企業における人事機能の1つです。 人事機能の中でも特に事業部門の経営者や責任者のパートナーとして事業成長を人と組織の面からサポートする役割を担います。つまり、HRBPは、事業成長のために経営者や事業責任者に伴走し、事業成長のための問題解決を経営者や事業責任者とともに推進することが主要なミッションとなります。
前提、会社の規模感や事業フェーズによってHRBPの動き方や役割期待値などは多少変わってくるかと思ってますが、 ハウテレビジョンでも概ね上記に沿った動きを意識しています。
ハウテレビジョンにHRBPを導入した背景
アドベントカレンダー1日目に登場した id:hc0001 が7月に入社したことです。
記事の内容に、
専門性ではなくプロダクトに向き合うチーム組成に向けての部分にもある
事業本部配下はいわゆる機能別組織になっていました。専門性毎のチーム組成はそれぞれの専門性同士が近い距離にあることで、評価や育成といったマネジメントが機能しやすかったり、専門性で連携しやすいなどの効能がある一方で、他職種との連携や事業へのフォーカスするために工夫が必要です。 自分たちの専門性を活かす中でもよりコトに向き合うことを目指して、専門性のグループを維持しつつも徐々に事業単位のチームにシフトしており、機能別組織に対比される事業部制組織に、徐々に近づきつつあります。
徐々に事業単位でのチーム構成にシフトしていっている段階で、 より事業拡大するには事業部内に人事機能を持たせた方が組織の拡大・強化が円滑に進むと思い、実験的にプロダクト本部でのHRBP制度を導入しました。
特に事業部門の責任者のパートナーとして事業成長を人と組織の面からサポートする役割を担い、 事業成長のために事業責任者に伴走し、事業成長のための問題解決を経営者や事業責任者とともに推進することが主なミッションとなります。
HRBPという存在の認知獲得
「そもそもHRBPって何?」「人事と何が違うの?」「BPって何の略?」って思っていた開発メンバーも多かったはず。
私自身、採用にコミットしていて採用周りは比較的強みを持っていますが、 組織開発や採用広報周りにはあまり自信がなかったのでやってみたい!という気持ちとできるかな?という気持ちがありました。
そこで、プロダクト本部の皆さんに認知してもらうために、2つのことを意識しました。
- 透明性とコミュニケーション
プロダクト本部の各リーダーやメンバーとの定期的な会話やミーティングを通じて、社内メンバーとの透明性のあるコミュニケーションを心掛けました。 HRBPがどのように組織をサポートし、チームメンバーの成長に関与していけるのかを探ります。
2. ビジネス理解と協力
ビジネスの側面に深く関与するためにも、プロダクト本部の部会での人事トピックスなどを発表し全体的にオープンにしたり、 週次でエンジニア定例が行われているので参加し、今みんながどのようなプロジェクトに向き合っているのかなどを自分の目で見るようにしました。
プロダクト本部のメンバーといろいろ話す中でHR領域からアプローチ出来る事、求められている役割・期待値がある程度明確になり、 信頼関係の構築が醸成できたのではないかなと思います。
ハウテレビジョンにおけるHRBP とこれまでの取り組み
プロダクト本部のHRBP としては、主に以下のような活動をしています。
(上記の内容と少し重複しますが・・)
- マネジメントミーティング
- プロダクト本部内の各リーダーとの定例
- そこでアサイン・組織コンディションの共有や議論
- プロダクト部門(主に SWE/PdM/コンテンツ編集)の採用
- 新卒関連のイベント参加、ダイレクトスカウト、カジュアル面談、書類選考、面接選考プロセス全般(新卒・中途問わず)
- エンジニアメンバーとの採用定例の実施
- 入退社者に関連するサポート
- 新卒・中途に限らず業務委託の方やインターン生などのフォローアップ
- プロダクト部門のメンバーが活躍し続けられるような支援
- 事業部全体の定例ミーティングへの参加
- 組織コンディションの把握のため個別 1on1 実施
- 採用広報活動
- テックブログなどの促進
- インタビュー記事のサポート
こうした活動を通じ社内外多くの方々の一次情報にアクセスする機会を持つことで、 それぞれのチームで現時点でどのような課題が発生しているのかを比較的早期にキャッチアップすることができていると感じています。
これらの一次情報をもとに解釈・整理したうえで、それぞれに対してフィードバックをしていくことで組織の健全化に貢献できるような活動を行っています。 もちろん、まだまだ出来てないことの方が多く試行錯誤しながらも少しずつ良い方向に向かっています!
これからに向けて
上記にいろいろ取り組んでいることを書いてますが、全て完璧に網羅的に深く取り組めているかと問われるとそうではないというのが本音です・・ HRBPとしての取り組みは短期で目に見える実績に繋がるというよりも、中長期的かつ継続的に取り組むことで徐々に成果が現れるものだと思います。
そのため、2024年は広報・採用(新卒中途問わず)・オンボーディングの各領域での課題に深く取り組んでいきたいなと思っています! そんなハウテレビジョンに少しでも興味がある方は、お気軽にお声がけください!
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