ハウテレビジョンブログ

『外資就活ドットコム』『Liiga』『Mond』を開発している株式会社ハウテレビジョンのブログです。

スクラムマスターになりたかった人

はじめまして、現在ハウテレビジョンの外資就活ドットコムという挑戦志向の学生向けの就活(キャリア)支援プロダクトでPMをしている山本です。

今回は、スクラムマスター(PSM)の試験に落ちた経験についてお話しします。

同じ悲しみを繰り返さないために、今回の反省をまとめ、この記事を読んだ誰かが「スクラムマスター」としてデビューできることを願っています。

なぜスクラムマスターになりたかったのか

もともと、必要な資格ではありませんでしたが、なんとなく挑戦してみたいという気持ちがありました。

気にはなるものの歳を重ねるにつれて腰が重たくなり、実際にアクションできていませんでした。

今回挑戦したきっかけ

今年の初めにチーム配置が変わり、新しいチームでスクラム開発が導入されました。しかし、一緒に仕事をする中で、正しく運用されていないポイントが多くあり、アジャイル開発のメリットがうまく享受されていないように感じました。

経験と知識を活かして改善を試みましたが、メンバーに説明する際に不足を感じ、もっと深い知識を得るために退職したスクラムマスターが書いたHowTo記事を思い出し、実行することにしました。

素晴らしい記事なので、ぜひ読んでみてください。

zenn.dev

取り組んだこと

ブログ記事にあった、いくつかあるスクラムマスター資格の中でオススメを目指すことにしました。

試験に向けて、やるべきことは大きく以下の2つ。

  • スクラムに関する基本的理解を持つ
  • PSM試験の対策を行う

スクラムに関する基本的理解を持つ

推奨されている書籍を読みました。非常にわかりやすく、エンジニア以外でも理解しやすい内容でした。

SCRUM BOOT CAMP THE BOOK【増補改訂版】 スクラムチームではじめるアジャイル開発

私は1週間ほどで読み終えました。

PSM試験対策

具体的にHowTo記事に書かれていた対策は2つ。

  • 「公式の演習問題」を連続で満点取れるまで解き続ける
  • 「非公式の演習問題」を連続で満点取れるまで解き続ける

選択式になっており、実際にやってみるとクイズを解いているようで楽しみながらできましたが、あと数問で満点が取れないことが続きました。

1週間ほど、各問題集を10周くらい集中して学ぶと、100点連続で取れるようになりました。その後も、何度かチャレンジもしてみて問題なく満点とれていました。(記載忘れ)

心折れそうなこともありましたが、これによって知識の定着も行われた実感もありました。

いよいよ試験!

開始までの準備

PSMはオンライン受験で、自分の好きな日時に受験を開始できる。事前予約も不要です。

試験開始までの流れは

  1. クレジットカード登録&購入($150$200)

  2. 試験(制限時間1時間、途中終了可)

となっています。詳細は以下のブログを参照。

tech.niftylifestyle.co.jp

本試験開始

さて、念のために直前で過去問をを通しで実施し、100点満点。準備万端と判断し、本試験のページで試験開始のボタンを押しました。

1問目を見たときに私
思ってたんとちゃう、、、 実際の試験は、基礎知識を問われる問題ではなく実務に近いケースが多く出題されました。

対策をできていなかった自分にはこの80問を1時間が恐ろしく短く感じました。

時間が心無しかいつもより速く過ぎていきましたが、なんとか全問解答をすることはできました。

結果

結果です、実際のスクリーンショットは撮りそびれました

正答率:81.3%(65問 / 80問)
※正答率:85%以上で合格なので、68問以上の正解が必要

手応えはなかったのですが、あと3問という手の届きそうな点も含め、思ったより打ちひしがれた自分がいました。

努力した事実と、それが足りなかったことに対する悔しさが大きかったということなのでしょう。

今回の反省

傾向と対策が不足していた、という一言に尽きると思います。

テスト受講後に、各サイトを改めて見てみると半年〜1年毎くらいに傾向も変わっているようでした。

今回の反省点としてはあとから見つけた以下のサイトも、追加でテスト問題を全て満点取れるまでやるべきだったかなと思います。

他の2サイトと比べても今回のテストの傾向に沿った内容が多そうでした。

無料PSM-I試験問題集

全体を振り返って

今回は惜しくも不合格となってしまいました。

一方で試験のきっかけとなった「知識の不十分さによる不安」はなくなり、自信を持って改善を進め、メンバーへの説明もできるようになりました。

ただ、この不合格の悔しさは合格を勝ち取ることでしか返せないとも感じています。

今回紹介した新たなテキストも繰り返し、円高になったら受け直そうと思います。