ハウテレビジョンブログ

『外資就活ドットコム』『Liiga』『Mond』を開発している株式会社ハウテレビジョンのブログです。

すぐに使える 1on1への臨み方

自己紹介

こんにちは。外資就活チームでエンジニアをしています藤原です。

私はこれまで、ハウテレビジョンのエンジニアとして様々な役割を経験しました。実装メンバーとしてはもちろん、プロジェクトやチームのリーダーの役割やインターン生・新卒メンバーのメンターを担う場面もありました。

1on1 活かせていますか?

突然ですが、皆さんは上司との1on1を活かせていますか?かつての私は、この問いに自信を持ってyesと答えることができませんでした。

1on1というと、皆さんはどのような話題について上司と会話しているでしょうか?その1on1はチームやプロジェクトのゴールを達成するために有意義なものになっているでしょうか?

弊社では定期的に上司とメンバーが話す1on1の時間を設けていますが、様々な役割を経験する中、上司側メンバー側双方の立場で1on1を多く行ってきました。

私の場合、漠然と「悩みを相談する時間」と思っていました。確かにそれは重要な要素ではあり、1on1をきっかけに各自が抱える問題が解消される場面を多く見てきました。一方で、上司との1on1は、多忙なスケジュールの中で深い対話ができる貴重な時間であります。にも関わらず、大きな悩みがない時などは特に話す内容が薄かったりして、「1on1がうまく機能していないな」という課題感がありました。

そのような状況の中、上司としての1on1をしてみると、特にメンバーのアプローチによって会話がより有意義になるということに気づきました。上司側メンバー側双方を経験した上で、今回はメンバー側として、私が思う「1on1の際に心がけるべき」だと思うポイントを紹介します。

1. 前提: アジェンダの事前共有

前提として、会話をより具体的かつ有益なものにするために、1on1の前に話したいトピックをアジェンダにまとめ、(可能なら)上司と共有しておくことが大切です。

「何を話したいか」を記載することでその1on1の目的が明確になり、かつ事前に共有できるとその課題に対して上司側も深く考える時間が持てます。

以降の部分で、アジェンダの項目で特に必要だと思っているものを紹介します。

2. 期待の確認

プロジェクトやチーム内での自身への期待を確認することは、効果的なリーダーシップの一環です。よくあるケースとして、上司からは「この課題を解決する上であなたに期待している」という期待が寄せられている一方で、メンバーはその期待や優先度に合わない動きをしてしまうことがあります。場合によっては、期待を「察する」ことができる場合もあると思いますが、ズレがないように直接的に聞くのが良いと思っています。

さらに、それが一つの基準になるので、「そのハードルをさらに越えるにはどうすれば良いか」を考えることもできます。

3. フィードバックの受け取り

成長と改善のために、積極的なフィードバックを求め、それに真摯に向き合うことが重要です。建設的な意見を通じて、自分をより良くする手がかりを見つけることができます。

プロジェクト内でのパフォーマンスに関するような広範囲でのフィードバックから、「この場面でこういう動き方をしたのですがどうでしたか」と言ったようなより細かく具体的な場面を想定したのフィードバックの受け取りも重要です。

そのフィードバックについて話していく中から、新たな課題が発見できたりします。

4. アイデアの提案

自身が考えるチームやプロジェクトの課題を伝えます。ただそれを伝えるだけでなく、それを解決するための「自身の考え」を上司に壁打ちします。

場合によっては、課題自体が方向違いだったり、課題解決のアイデアが考えもつかなかったことを指摘されることでしょう。

ただこれを繰り返すことで、上司側の考え方や視点を身につけることができるようになると思っています。

また、この項目を1on1をアジェンダに組み込むことで、日々課題を考える練習にもなります。

5. 上司の課題の確認

基本的に、上司メンバー間の1on1はメンバーのための時間だと思いますが、最終的なゴールはチームやプロジェクトのゴールを達成することで、1on1はその手段の一つだと思います。

先ほどの「上司の期待」に近い話かもしれませんが、上司が感じている課題感をヒアリングし、そこから逆算して自分ができることがないかを確認・提案することも必要です。その結果、チームやプロジェクトのゴールに近づくことができるのではないかと考えます。

上記は私が特に指標にしている項目になります。もちろん状況により、冒頭で書いた悩み相談や、単なる雑談が効果を発揮する場面もあるでしょう。正解はありません。

ですが、この記事が改めて「1on1をより有意義なものにするのどうすれば良いか」を考えるきっかけになれば幸いです。

最後までお読み頂きありがとうございました。