ハウテレビジョンブログ

『外資就活ドットコム』『Liiga』『Mond』を開発している株式会社ハウテレビジョンのブログです。

東京ビッグサイトに行ってきました

東京ビッグサイト

目的

Nex Tech Week 2023春(2023年5月10日〜12日)に参加しましたので、そのレポートになります!

弊社エンジニア4名が会場に足を運び、「AI・人工知能 EXPO」をメインに、 最新のAI関連の情報をキャッチアップする目的で参加しました。 各々が興味ある講演の聴講を事前に申し込み、その他の時間で出展ブースを見て回りました。

聴講した講演は下記になります。

5/10 午前: AIビジネス入門講座
5/11 午前: 基調講演
5/11 午後: 生成AIの未来

AIビジネス入門講座

初日の朝10時からスタートの講演になります、参加者が会場全体を埋まるほどの人気ぶりでした、AIを実際どうビジネスに生かすのか誰でも考えることでしょう、なのでこの人気ぶりは裏付けだと思います。 講演の内容自体は2012年から登場するAIモデルの説明やHugging Faceの紹介までとコンテンツ盛りたくさんでしたが、制限時間45分という短い枠の中でもっと踏み込んだ話をするのは難しかったようです。

基調講演「デジタルリテラシーからはじまるDX人材育成」

デジタル人材育成とは

この公演の登壇者は以下の4名でした。

  • データサイエンティスト協会 高橋 隆史氏
  • 情報処理推進機構 富田 達夫氏
  • 日本ディープラーニング協会 西山 圭太氏
  • デジタルリテラシー協議会 小泉 誠氏

4名の登壇者たちが「使って作ろうとは?なぜ重要なのか?」、「DX推進パスポート(3検定)はなぜ重要か?」、「生成AIでそう変わるか?逆に変わらないことは?」といったテーマを元に討論するといった公演でした。 印象的だったお話が、写真にも書いてあるように、デジタル人材はデジタルを「知らない人」→「理解している人」→「使える人」→「活かせる人」→「作れる人」という順で進化していくそうで、中でもデジタルを「知らない人」は会社にとってマイナスの影響を与えるということです。特に、社内の上層部に「知らない人」がいるとDX化が進まないそうです。

デジタルリテラシーから始まるDX人材育成は、企業の競争力向上につながる重要な要素です。今後は、社員全体がデジタルを理解し、課題に気づく人と技術を持つ人が協力することが求められます。デジタル化の波に乗り遅れないために、積極的な取り組みが必要です。

生成AIの未来

満席になる前の会場の様子

この講演は始まる前から凄まじく、ただでさえ広い会場が満席となり立見が続出するというとんでもないセッションでした。 それもそのはず、昨年話題となり今のAIブームの火付け役となったStable Diffusionを展開するStability AI Japan(株)のChi Jerry氏が登壇するためです。 前半は昨今のAIの活用事例を紹介し、後半は生成AIが世の中をどう変えるのかといった内容となっていました。 特に印象に残ったのは3ヶ月前に話題になった技術を「もう古い技術なんですが」と言ってしまうこの業界のスピード感です。 市場価値はとんでもなく大きくなるAI業界から目が離せませんね。 そしてビジネスへのAIの参入により我々はどのようなスキルを求められるのか、といったテーマでは「キュレータ、プロデューサとしての選ぶ力が重要なのだ」ということでした。 未来のクリエイティブとは独自のものを選ぶことができることを言うのかも知れませんね。

出展ブース見学

出展ブースの様子

出展ブースでは企業や団体、大学などが最新のAI関連プロダクトについて見学することができました。 特に気になったテーマとしては、 - お問い合わせ系チャットbot - 画像解析AI - 会議のAIによる効率化 - 人材育成 あたりが弊社プロダクトへの展開をイメージでき、 「こういうこともできるんじゃないか」というアイデアが浮かぶきっかけともなりました。

さいごに

最新トレンドをキャッチアップしたい技術者だけでなく、今後全てのビジネスマンがDXを推進しうまく使うこなすことが求められていく中で、 非技術者の方にもおすすめできるイベントでした。 次回は秋に同様のイベントが開催されるということなので、ぜひ興味ある方は足を運んでみてください。

弊社では今後AIをプロダクトに落とし込んだ開発を積極的に実装していきたいと考えており、 今イベントに限らず今後も最新トレンドをキャッチアップしていきたいと考えています。