弊社サービスも日頃からお世話になっている、AWSとGCP。
この両者が大規模なカンファレンスを東京で行うということで、参加してきました。
AWS Summitに3日間、Google Cloud Nextに2日間参加しましたので、ざっくりとしたレポートを掲載します。
なお、個々の発表には触れず、全体的な感想のみ記載します。
会議の概要
基調講演があり、導入事例紹介や各サービスの紹介が行われるセッションがパラレルで開催される、という点は同じです。
AWS Summit
AWS Summitでは豊富なセッションがあり、実に様々な機能・事例の紹介がありました。
参加者も多く、広い会場が埋まっており勢いを感じました。
また、SummitとDev Dayに大別されて会場が分かれており、専門や興味に応じた参加が可能でした。
なお、Dev Dayの最終日は「Serverless Evolution Day」として全てサーバーレスに関する発表がなされるという思い切った構成でした。
Google Cloud Next
Google Cloud Nextでも、基本的にはAWS Summitと同じような構成が取られ、発表内容も親しいものでした。
が、規模は比較すると小さく、セッション数も少ないため、興味に合うものが見当たらないことも発生しがちだったかと思います。
GCPが生まれた経緯を踏まえてか、一部セッションでGoogle社内システムの説明があり興味深かったです。
また、KubernetesやOpen API互換などに代表されるように、オープンであることを押し出しており、ロックインを自ら放棄する姿勢が素敵です。
発表の傾向
参加したセッションによりどうしても偏りがでますが、キーワードとして「マイクロサービス」が挙げられるかと思います。
単純なサーバーはパブリッククラウドへの移行が順調に進んでおり、更に各サービスを利用させ、新サービスをクラウド上で構築させる段階に入っているのかな、と感じました。
発表内容の大別
上記を踏まえ、発表内容は以下の2つに大別できるかと思います。
- オンプレからパブリッククラウドへの移行促進
- 各種サービスの利用促進
1は、引き続きオンプレで運用しているサービスをクラウド上に移行してもらうためのものです。
2は、AI系サービスの新規利用やマイクロサービス化など、今まで各自が実装していた機能を提供することで、利用量を増やすためのものです。
これはロックインにも繋がります。
この区分で言うと、1より2の発表が多く見え、何となく時代の流れを感じました。
その他
AWS Summitの企業ブースは、配っているグッズを貰うと手持ちの二次元コードをスキャンされ、後ほどメールが届くという効率的なシステムでした。
アンケートに答えると公式グッズがもらえます。
何がもらえるかは行ってのお楽しみ。
まとめ
AWS、GCP共に次々と公式サービス・関連サービスが追加され、開発者にとっては便利な世の中になっています。
低コストで高度な機能が実現できるため、これを使わない手はないでしょう。
どのような機能が実現できるかのイメージを掴むため、このような公式のイベントに参加してみてはいかがでしょうか。
おまけ
ハウテレビジョンでは、AWSやGCPの好きな仲間を募集しています。
Webエンジニア
エンジニアインターンシップ