この記事は HowTelevision Advent Calendar 2024 7日目の記事です。 昨日はmond事業本部長である佐々木さん(id:@KotaroSasaki) の「mondで注力している仲間集め」でした!採用に関わる話でとても面白かったですし、 私としてもいつも採用に協力的でめちゃくちゃ行動力があるのでとても感謝しております!
はじめに
ハウテレビジョンでエンジニア採用をしてます山中 (id:how-yamanaka) です。
去年この記事
を書いてからあっという間に1年たったの・・!?となり時間の早さに驚きを隠せません。(体感4ヶ月くらい)
と言いつつ、今年も色々あったのでこの1年を振り返っていきたいと思います。
FY25 上半期と下半期の取り組み
上半期の取り組み
テーマ: 「ダイレクトリクルーティングの強化とチーム内の仕組づくり」
採用リソースが不足している中でしたので、これまで弊社では人材エージェント様経由(ほぼ)100%という採用体制から、ダイレクトスカウトを強化し、より幅広い候補者にアプローチする必要性を実感。特に採用競争が激化する中で、他社との差別化を図ることが狙いでした。そのためこれまで導入していたもののなかなか実績がでなかったダイレクトスカウトリクルーティング活動にも着手しました。
まず意識したこと
単にスカウトメールを送るだけでなく、候補者のプロフィールやキャリアパスに合ったメッセージをカスタマイズすることは、どの企業でも意識していることだと思います。しかし、弊社ではさらに一歩踏み込み、「候補者に刺さる」採用体験を大事にし以下の点を特に重視しました。
1. 候補者目線でのパーソナライズ化
プロフィール以上の洞察を提供
候補者のプロフィールに記載されている職歴やスキルセットだけでなく、彼彼女らが過去に参加したイベント、SNSやブログで発信している技術的な関心、さらにはGitHubの活動内容までを分析。
例えば、ある候補者がフロントエンド開発のブログを投稿していた場合、その記事の具体的な内容に触れた上で、弊社のフロントエンド技術スタックの強みや、プロジェクトでの課題解決の事例を紹介しました。
→ 「私たちのメッセージが、ここまで私個人を理解してくれているとは驚きました」とのフィードバックをいただくことも。
技術的な挑戦への共感を示す
スカウトメールには、「この技術に挑戦する姿勢をぜひ一緒に発揮してみませんか?」という候補者の情熱を汲み取る言葉を入れ込みました。単なる「求人情報」ではなく、候補者のキャリアビジョンに対する共感が伝わる内容を目指しました。
2. 採用担当者と現場エンジニアのコラボレーション
現場の声をダイレクトに届ける
採用担当者がメインで作成したメッセージに加え、現場エンジニアが「私たちのチームでこういうチャレンジをしてほしい」といった具体的な声を盛り込みました。
これらのダイレクトスカウト施策をプロジェクト化し週次ですり合わせしていました。
→ 例えば、バックエンジニアを対象にしたスカウトでは、「外資就活ドットコムのリファクタリングに取り組んでおり、リードしていただける方を探しています」といった具体的な技術課題を提示しました。
スカウト後の面談にも現場メンバーが参加
スカウトメールから面談への流れでは、スカウトを送ったエンジニアが面談を実施します。候補者はリアルなプロジェクトの内容や、技術スタックの選定プロセスなど、詳細な情報をその場で聞くことができ、「外資就活ドットコムの開発ってなんか面白そう!」との声をいただくようになりました。
3. 日程調整のスピード感と柔軟性
「最短24時間以内遅くても翌営業日までに返信」のスケジュールで動く
候補者に余計な待ち時間を与えないため、かつ鮮度が大事だと感じているため採用担当者だけでなく、現場エンジニアともスケジュールを瞬時に共有できる日程調整ツールを導入。これにより、スカウト返信から面談日程確定までのリードタイムを短縮しました。
→ 「他社と比較して対応が迅速で信頼感が持てた」という評価を頂いたケースも。
候補者の都合に合わせた柔軟な対応
早朝、平日夜など、候補者のライフスタイルに寄り添った面談時間を提供することで、「日程調整が簡単だったため、話を聞いてみようと思えた」という声が多く集まりました。
具体的な成果
これらの取り組みの結果、候補者とのエンゲージメントが大幅に向上しました。
- スカウトメールの返信率が増加
- メールから面談へ進んだ候補者の選考通過率、内定承諾率UP
- 現場エンジニアの参加により、「最終的に入社を決意した理由は現場の熱意を感じたため」というケースが複数生まれました。
下半期の取り組み
- テーマ: 「採用認知度拡大のためのブランディング強化」
上半期に整えた採用基盤を活用しつつ、グループインしたログリオ
との採用体制をさらに強化できたので、下半期では採用活動の認知度と会社のブランド力の向上に注力しました。
特に、社外イベントを通じた情報発信に重点を置き、「エンジニアが働きたくなる会社」を目指した取り組みを行いました。
1. カンファレンスのスポンサー参加と露出拡大
イベントのターゲット戦略
採用候補者が多く集まる技術系イベントやカンファレンスへの出展を強化。採用目的だけでなく、企業としての技術力をアピールする機会としても活用しました。
- **Kaigi on Rails 2024
**では、はじめてスポンサーをさせて頂きました! - 運営スタッフの皆さま、この度は素晴らしいイベントを企画・運営してくださり、誠にありがとうございました!このコミュニティが多くの人にとって学びとつながりの場であるのは、皆さまの尽力があってこそだと感じています。これからもこのコミュニティが成長し続けることを楽しみにしています。
2. 他社様との合同技術勉強会
- エンジニアの働きやすさや直近の課題を具体的に発信
- CTOがパネルディスカッションへの登壇
めもりー(id:@m3m0r7) さんのご協力もあり、社外のパネルディスカッションやトークイベントにも積極的に参加できるようになりました。
特に今月開催した「技術負債解消」をテーマにしたディスカッションでは、どこの会社様も課題として認識されており、オンラインオフライン含めて400人以上の方にご参加頂けました。(findyさん本当にありがとうございました!)
候補者の声を活用
面談後の候補者にアンケートを取り、その声を次回のイベント企画立案のアイデアに反映させたり採用広報に活用したり、ダイレクトスカウトメールの内容に盛り込んだりしています!
これからに向けて
ハウテレビジョンの全体的な採用への考え方は、単なる人材の募集ではなく、「共に未来を創る仲間を見つけるプロセス」でありたいと考えています。 上半期で採用基盤を整え、下半期では認知度拡大とブランド力向上に挑戦してきた取り組みは、まだ道半ばです。しかし、候補者の皆さんとの対話を通じて、私たち自身も進化し続けていることを実感しています。
技術に情熱を持ち、挑戦を楽しむ仲間と出会えることを心から楽しみにしています。もし、少しでも興味をお持ちいただけたら、ぜひ弊社メンバーとのカジュアル面談でお話しさせてください!
▼募集中ポジション
▼会社紹介サイト
https://www.notion.so/howtv/cc2f2fd7f22c4e4ca04913796058b7a2
▼業績ハイライト
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