どうもこんにちは。
エンジニアのvsannaです。
前回の記事では、10/16(金)から10/18(日)にかけて行った合宿の様子を画像中心にお届けしました。
今回は事前準備編として、幹事様に参考になりそうな情報をとりまとめています。
これから企画をしなくては...と頭を抱えている3ヶ月前の私のような方はぜひご一読ください!
負債、返済するしかない。
howtvでは現在、技術的負債の返済に本腰をいれてとりかかっています。
サービスの稼働開始から5年が経ち、腐った時代にそぐわなくなってきたコードが無視し得ない程度にたまってきました。
アプリケーション構成の歪み・未使用コードの放置・秘伝のタレと化した手作業工程、開発チームのモチベーション低下...
より安定した良いサービスを作り続けるためにも、このタイミングでいままでの負債に真正面から向きあおうと、技術顧問に伊藤直也氏(@naoya_ito)を迎え、開発体制の立て直しを始めてはや3ヶ月。
そろそろコードそのものと向き合うときが来たのではなかろうか...となった頃合いに、「あ、そういえば今年もやる?開発合宿。」というメンバーの一声で、開発合宿の開催が決まりました。
今年のテーマは「自動化」
昨年から始まったこの開発合宿ですが、昨年のテーマは「スマホアプリ開発の知見を得る」でした。
(昨年の様子は「ハウテレビジョンのメンバーでアプリ開発合宿に行ってきました!」からどうぞ)
さて今年のテーマはどうするかとチームで考えた結果、上述した背景もあって負債返済のいちテーマである「自動化」を採択しました。
How To Become A Hackerにもある通り、同じ問題を二度解くような無駄はいやですし、退屈と単純作業は悪と思っている我々エンジニアは自動化を好む生き物です。
異論も特に無く、テーマは自動化で決定に。
事前準備が楽しい
おおまかな流れ
0. まずは昨年の振り返り
昨年の振り返りを活かすべく合宿のKPTTを見なおしてみます。
- 2泊3日
- 集中できる環境づくり
- 開発以外にかかる時間の極力排除
- 事前の段取り設計
あたりが重要そうですね。
なお昨年の参加者にヒアリングすることは重要かつ効果的です。
参加者の声を聞いておけば大体のつまづきポイントを最初から弾くことができるでしょう。
1. 他社の調査
他社さんの開発合宿風景も調査します。
予算(泊数と単価)、場所、アクティビティ、その他コツの4点を中心に調査しました。
この辺りからドキュメントを放り込む場所としてGitHubに新しくそれ用のレポジトリを作成しました。
後々便利なので作っておいて正解だったと思っています。
なお、その際には以下のブログを参考にさせていただきました。
- sansan株式会社さん :
- 株式会社はてなさん :
- はてなの大西さん :
- 株式会社nanapiさん :
- ランサーズ株式会社さん :
- クラウドワークス株式会社さん :
- GMOペパボ株式会社さん :
- 株式会社永和システムマネジメントさん :
実際の調査段階では他社さんの予算をつかめなかったことが残念です。
なお今回当社の合宿費用総額は最後にまとめて公開してしまいたいと思います。
2. 参加メンバーにプロダクトマネージャーの追加
当初は純粋な開発合宿として参加者はエンジニアに限定して進めていたところ、プロダクトマネージャー(以降PM)も参加したほうがいいんじゃない?との声があがり検討の土台に上がってきました。
プログラミングの経験がそこまで深くはないPM陣がコードを書いている姿を見ていると、我々エンジニアの姿勢も自然と正されるような気分になりました。話の幅も広がりますので非常におすすめです。
PM陣の課題は、
- データ分析の幅を広げるということでSQL徹底特訓
- 動かしている感じのするコードを、ということでクローラーの実装
の二択で用意しました。
4. 宿の決定
お値段 × 開発環境の二軸で選択し、湯河原のおんやど恵さんに決めました。
最初に場所の選定から入りましたが、移動距離が長すぎるとそれだけで疲れるとの声から電車で1.5時間圏内の候補地を5つ(鬼怒川、湯河原周辺、千葉、奥多摩、長野・軽井沢)ほどピックアップ。
その中から、
- must
- 会議室などの作業場を借りられる
- 通信環境完備
- 温泉がある
- 一人あたり一泊13000円を超えない
- nice to have
- 開発環境の更なる整備 ... タップ、スクリーン、プロジェクタ、ホワイトボードなど
- 周辺環境の充実 ... コンビニ、アクティビティ施設
- 明光風靡
- 食事が美味しい
- 温泉24時間
の条件をみたすものをゆるく探した結果約30件弱ほどの宿がmust条件にマッチ。(もっとあるかも)
nice to haveをすべて満たすところはお値段的に少々厳しかったりと諸々検討した結果、おんやど恵さんにお世話になることになりました。
決め手は【開発合宿モニタープラン】ブログを書いていらっしゃるエンジニアの方限定!ご協力内容により最大50%off!というこちらの記事。
実績として多くのweb企業が利用しているにもかかわらず、ブログを書くととんでもない割引がきくとのことで、予算を預かる幹事としては大変うれしい内容です。
しかも開発合宿専用のプランであって、サイトQ&Aもしっかりこちらの疑問を抑えている作り。
一回これを目にしてからはさくさくとこちらに決まりました。
幹事としては、
- 開発に必要な準備一式を任せられる上に
- 東京に近く
- お値段安い
この三点セットはなかなかありがたいのではないでしょうか。
一方で、サイトにもある通り、食事のグレードは若干下がるようです。(気づきませんでした。)
このあたり事前に社内での優先度を確認しておクと良いかと思います。
私達の場合は温泉と集中できる開発環境が第一義だったので問題なく決まりました。
5. あとは細かい調整
ここまで決まれば後は細かい調整を残すのみです。
- 各メンバーに開発合宿開催の正式アナウンスを行って気分を上げていく↑↑
- 宿、電車の手配
- 行き帰りには特急踊り子を利用しました。早くて安いということで文句なしです。
- 細かいスケジュールを設定し、GitHubに旅のしおりとしてアップ
- 開会の儀、閉会の儀はあると気分が締まります。
- 朝食、夕食の時間はきっちり決めつつ、お風呂や昼食は自由にというコンセプト。
- 各参加者に事前に個別にとりかかるテーマとその準備しておくべき工程をGitHubにあげてもらう
- 予算を確保する - 思いつきにくいところですと、タクシー代、酒代、昼食費、レッドブル・コーヒー代、(表彰が有れば)商品代などを予め計上しておくと便利です
こんなところでしょうか。
おわりに
だいぶ長くなりましたが、そんなこんなでようやく合宿です。。
合宿の手配で重要だと振り返って思う点を書き出してみました。
最後に先ほど宣言したとおり、総費用を公開して終わりとしたいと思います。
参加人数は13名です。
右列単価は単純に総額を13で割った額になっています。
項目 | 費用 | 単価 | 備考 |
---|---|---|---|
宿泊費 | 226,000 | 約17,400 | 割引後の値段です。2泊でこのお値段。 |
交通費 | 106,800 | 約8,150 | 往復の値段 |
飲酒 | 20,000 | 約1,540 | これを上回る分は各自個人支出(割り勘) |
景品代 | 30,000 | 15,000 * 2 | blu-ray2本 と高級マウス |
レッドブル・コーヒー | 10,000 | 約770 | ※amazonで箱買いすればよかった... |
※おんやどめぐみさんが館内でレッドブルを購入できるように手配してくださいました!
以上です!!
こちらも非常に長い記事となりましたが、最後までご覧頂きましてまことにありがとうございました!
また次回の合宿も楽しみにしたいと思います。