9月27日~9月28日に千葉県の銚子にある温泉宿「土善旅館」にて開発合宿に行ってきました。
1日目
朝9時半に東京駅に集合。バスに乗って宿に向かいます。バスの中でも開発!ということで二日間の目標と開発計画を考えました。
二時間ほどでバス停「東庄」に到着。バス停の傍で宿の車に乗り換えます。 12時ごろ宿に到着し、せっかくなので近くを散策しながら昼食に出ました。名物しじみ丼(しじみのだし汁で卵を溶き、さらにしじみを加えたしじみ感満載のどんぶり)がしみじみ美味でした。
宿に戻り開発を開始します。目標は二日間で各自1つのアプリ(iOS or Android)を完成させること。 最初にPivotal trackerでストーリーを書き出し、ポイントを見積もってすすめていきます。 机を三角形に配置し、トライフォースのご利益を受けます。
開発に行き詰ると温泉休憩等を取ることを想定していたのですが、結局みなさん誰も休憩を取ることなく夕食までひたすらのめり込んでいました。
さてお楽しみの夕食です。銚子のお魚が食べたい!と女将さんにリクエストしていたところ、大盛りの刺身にホタテの土鍋に、魚づくしでおもてなしして頂きました。
オーバーヒート気味の脳の血流を良くしようということで、ビールで乾杯!夕食の後は温泉に入って疲れを癒しました。
ここから宴会かと思いきや、まだまだ開発は続きます。アルコール駆動開発を実践すべく、秋山さんの北海道みやげのウィスキーをちびちびやりながら、「このバグを直すまでは寝るわけにはいかない」と結局3:30まで開発を続ける方もいらっしゃいました。
2日目
翌朝、昨晩いびき三重奏に悩まされた津田さんが部屋の隅っこに移動して寝ていました。いびき対策は次回の課題です。 美味しい朝食の後から開発を再開しました。
昼食の後、開発の振り返りと成果発表を行い、Best Practice賞には祖山さんが選ばれました。
賞品はRaspberry Piと4D systems製4DPi-32タッチパネルディスプレイです。4DPi-32はRaspberry Pi用のタッチパネルディスプレイで、Raspberry Piに装着するとRaspberry Piをスマートフォンのように操作できるインターフェースとなっています。 帰りのバスではみなさんよく眠り、19:00ごろ東京駅八重洲口にて解散となりました。
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終わりに
良かった点
- 一切の割り込みが無く、開発に集中できた
- 同じ内容を開発するのに平日だったら5日ぐらいかかったはず
- ごはんが美味しかった
- のどかな雰囲気で集中できた
- 部屋が広かった
- 細かいスプリント毎に目標を明確に設定して頑張れた
- 開発だけしていれば良い、という状況に置かれたのは心の健康に良かった。
- 特に1日目到着してから昼食後〜夕食前までの約5時間は、集中の深さは半端無かった
- ハマりそうなものは避けて、やろうと定めたことに注力することができた
- 最初に pivotal tracker でストーリーを書き出し、ポイントを見積もってすすめる、というやり方はよかった
- 2-3時間ぐらいごとに区切って、スプリントスクラムをやるという方式は、メリハリがきいてよかった
- 気分転換したいときに、作業部屋から出て廊下のソファで風を感じながらコーディングできたのはよかった
- キーボード、マウスを持って行ってよかった
改善すべき点
- いびきがうるさく一人離れて寝た
- 気づいたら深夜2時までやっており、翌日、翌々日まで疲れが残った
- 食べ過ぎてちょっと苦しかった
- 移動がバスだったため、移動中に開発することができなかった。
- すすめ方を、直前に意見交換しながら決めた
- 夕食前に風呂に入れるとよかった。疲れもとれたのではないか
- 最後の発表のセッションが帰る時間の都合上、駆け足になってしまった
次回への提案・感想
- 楽しかったのでまたやりたい
- 2日間でみっちりswiftを触ることができたのでためになったと思う。
- 次回は海が見える露天風呂があるといいと思います!
- 開発時間に対して移動時間が長く、非効率に感じた。移動時間に開発が行えるような工夫が必要だと思う。
- すすめ方を事前にまとめ、書いておく
- 酒を飲まないでどれくらいスループットが上がるか試してみる
- 2泊3日でやってみたい。2日目をまるまる開発に充てられる
- 最後の発表、もう少し長めに時間をとる
- Android スマホをプロジェクターに投影できるケーブルを用意しておく
合宿準備について
宿の選定
宿の選定には以下のまとめを参考に、各宿までの所要時間や費用等をまとめ、温泉付きで比較的交通の便も良い土善旅館に決めました。 【東京近郊】楽しそうすぎる!あのWEB会社も行ってる開発合宿やハッカソンにオススメな旅館 - NAVER まとめ
タイムスケジュール
旅館の決定後は、詳しいタイムスケジュールを詰め、開発時間については2時間程度の時間に区分けをして、各時間区の目標を立てました。
プラグ・wifiルーター等について
直前には、LAN環境やプラグが十分あるかなど色々心配になってきて予備のプラグやwifiルーターなど持つことになるかもしれません。 土善旅館の場合は、これまで多くの開発合宿に利用されてきたこともあり、必要なものは基本的に全て旅館にそろっていたため、 会社から持って行った備品はほとんど使う必要がありませんでした。また、各部屋にwifiルーターがあるため、通信も非常に安定していました。 このあたりは宿によって対応も異なると思いますので、事前に電話等で確認することをおすすめします。