ハウテレビジョンでは、
- Qiita:Team
- Pivotal Tracker
- Slack
- Backlog
といったツールたちのお世話になっている。
昨今のQiita:Team 推しブームに乗っかり、第1回は、Qiita:Team について話ろうと思う。
個々の機能についての説明については、Qiita の公式ページ をみていただくとして、本記事では、弊社ではこう使っている、また、感じている効果について書く。
使っているチームメンバーは、
- エンジニア 6名
- 社長、編集、営業 4名
といった構成である。
きっかけ
これまで、エンジニア間での情報共有をもっとうまいことやりたいという声は高まっており、よいツールがないものかと探してはいた。
要件としては、
- Markdown でかける
- wiki ライクに整理できて、探しやすい
は、必須であった。
今年の1月に開催された Cross 2014 というイベントで @naoya_ito さんがお話しされていた KAIZEN 社での活用事例をきき、直感的にこれはいいと思い、 さっそくエンジニア3名で試用をはじめてみることにした。
日報
最初は、日報を書き始めてみた。 いきなり日報をかけと言われても何書いていいのか身構えてしまうところはあるが、 Qiita:Team には、[テンプレート] 機能があり、デフォルトでも日報テンプレートが用意されている。 まずは、このデフォルトテンプレートを使いながら、フィットするテンプレートを調整していけばいいんじゃないかと思う。
ちなみに、弊社では、デフォルトの日報テンプレートをちょこっとカスタマイズした以下のようなテンプレートを使っている。
# %{month}/%{day} 内容 # 発生した問題 # 明日の作業予定 # 所感 %{mention}
また、日報ときくと、いわゆるピラミッド状組織における「上司への報告」というものを想起するが、Qiita:Team での日報ではメンバー間の情報共有をはかることができる設計になっているようにおもう。
実際に、投稿された日報でちょっと困った素振りをみせた人に、他のメンバーがコメントでアドバイスしたり、また、デイリースクラムでも、「○○さんの日報」で「xx」とありましたけど〜のような話も活発に飛び交うようになり、メンバー間での自発的な情報共有が促進されているという効果を感じている。
「プロジェクトページ」の活用
プロジェクトがすすんでいる期間は、そのプロジェクトに関する投稿のページにちょいちょいアクセスしたいことがある。 普通に投稿したのでは、流れていってしまう。1週間以上かかりそうなボリュームの取り組みでは、プロジェクトページを作成し、それに関する投稿をまとめてタグで紐付けたり、リンクをはっておいたり、している。
ヒアリング記録、仕様書
話を聞き取りながら、モニタにPCつないで画面を表示して、オラオラッーとタイピングしていき、ヒアリング終わったら、投稿!でいっちょできあがりだ。 入力したはしから自動保存されるので、せっかく書いたのに消えてしまった!なんて心配はない。 また、編集画面では、入力する箇所とプレビューを2つ並べて表示されるのがよい。実際に書きとっているものを見ながら、もうちょっとこうじゃないみたいな話ができる。 そして、ヒアリングや仕様検討が終わると同時に、メンバーに共有されている。
今後の展望
タグについては、よりよいタグ運用をこれから模索していきたいと思っている。 また最近、営業や編集のメンバーも Qiita:Team を使い始めた。ただ、エンジニアでないと GitHub や Qiita などのサービスには登録していないし、デフォルトの青いアイコンが並んでしまう。
メールアドレスで登録したアカウントでも、好きなアイコンを設定できるようになるといい。
最後に
他のドキュメントツールにはない最大の特徴としては、使ったことのない人にはなかなかわかりにくいのだが、心地よく書くことができるユーザ・インタフェース が実現されているというのは大きいように感じる。 また、コメントで、自発的な情報共有が促進され、イイねやストックで承認欲求が満たされるという点も見逃せない。
次回は、Pivotal Tracker と Backlog の活用について語ろうと思う。